代表メッセージ

心身ともに健康で、自分のため家族のために働こう
――創業について。
小泉運輸は1973年に創業しました。もともと私の実家が所沢の荒幡ということもあり、隣の山口の小さな空き地にプレハブ事務所を建てトラック数台での小規模なものでした。今は自動車部品の取り扱いを主体としていますが当時は浄化槽でした。今では当たり前に上下水道が普及していますがその頃は整備されてないところも多かったので浄化槽を活用するのが一般的でした。

当時はまだ社員も少なく車両もほんの数台でしたから父（先代社長）も配送してましたし、母は自分を背負い年子の弟を抱っこしてフォークリフトで積み下ろしをしたり、自宅で夜遅くまで給料詰めをしている姿が今でも頭に残っています。

当時、現在弊社の核となる荷主さまとご縁があり、それに伴った業務の拡大に備えて坂之下（所沢市坂之下）に会社を移転、そこでも引き続き浄化槽と自動車部品を扱っていました。その後父が一員となって所沢市南永井に所沢流通協同組合を立ち上げ、当社は今でもここに本社機能の一部を置いています。
――現在中富に設立した物流センターについて。
当社としての最初の物流倉庫は行田（埼玉県行田市）に建てたました。そこで成果が出せていたので創業の地でもあり本社を置く所沢にも必要だと感じ設立に至りました。当時この場所は車庫として使用しておりましたが、新たな物流倉庫建設のため拡張しました。

やはり所沢に物流倉庫を建てたことで新たなお客様にもお付き合いをいただけるようになりました。それからは食料品や梱包資材・ネット通販商品等は所沢、自動車部品は行田といった具合に振り分けてられるようになりました。

前述の通りもともと当社には物流倉庫がなく仮倉庫を借りていましたが、毎月多額な賃料を払うのなら自社で倉庫を建て、商品の保管、そしてピッキングして配送・納品すればお客様にとって商品倉庫の省スペース化や管理にかかる手間の軽減など、付加価値の高いサービスの提案ができるのではないかと思い設立しました。
――今後の事業展開について。
創業当時は浄化槽から始まり、自動車部品と合わせて当社の主力業務だったのですが、ご存じの通り浄化槽というのは上下水道の普及によりニーズがなくなっていきました。所沢に物流倉庫設立後の売上の柱である食料品や梱包資材・ネット通販商品そして行田営業所での自動車部品を保守管理すること、さらにそれを配送すること。理想としては所沢・行田の他にもう一つ経営の柱が必要だと感じています。比率も４：３：３くらいに分散できればと考えております。
――社員について。
創業から今に至るまで小泉運輸を支えてくれたのはご縁のあった全ての社員の方々です。そのおかげで今の小泉があることは決して忘れません。

そして社員の方々に対して自分に何ができるかといえば会社をより良くしていくことしかありません。今後はより長く働いてもらえるよう福利厚生や退職金制度のさらなる充実。物流業や倉庫業を若い世代に知っていただくための取り組み。技術の進歩とともに変化する物流への対応などやらなければならないことはたくさんあります。

何もかもをすぐ達成することは難しいですが、今日より明日、今年より来年、5年先10年先にさらに魅力ある会社でいられるよう、鋭意励んでいきたい所存です。